- 中学生のスマホルールをどこまで徹底すればいいのか悩ましい
- あまり厳しすぎると友達とのコミュニケーションに支障をきたしそう
- かといって、甘すぎると、事件を起こしたり、スマホ依存になったり
親と子どもの双方で納得できるルールにしたいですよね。
とはいえ、これさえ真似すればOK!なんていう完全無欠なルールがあれば誰も悩みません。
子どもの性格が様々なように、スマホルールも様々です。
そこで、我が家の娘(中一)と一緒に決めたルールを紹介します。
ルールはもちろん、娘の性格をお伝えしますので、似た性格のお子さんであれば参考になると思います。
実際、ルールを決めたあとは娘からの苦情は来ていませんし、親としても自分達で決めたルールですので安心できています。
スマホルールと娘の性格
スマホルール
- スマホを使える時間は「1時間」
- 家でスマホが付ける場所は「リビング」
- 使えるアプリは「LINE、親が認めたゲーム、音楽配信サービス」
- アプリのインストールは親と相談
- パスワードは共有する
娘の性格
どちらかというと「陰キャ」に属すると思います。
友達とワイワイ騒ぐ、というより、本やゲームなど1人で楽しめるタイプです。
そんなタイプなので、ネットの利用目的はコミュニケーションではなく、情報収集のような気がしています。
スマホルールは臨機応変に
一緒にルールを決めたからと言って、ずーっとそのルールを守らないといけない、ということはしません。
真に必要な理由があれば「お互いに話し合ってルールを変える」ルールとしました。
使えるアプリは「LINE・音楽・ゲーム」
ルール決めの一番のキモは「使えるアプリをどうするか」ですよね。
特にTwitterやInstgramなどの不特定多数の人と繋がるSNSアプリは、慎重に判断したいところ。
基本方針は
- スモールスタートで「LINE・音楽・ゲーム」はOK
- YouTube・Webブラウザなどの閲覧系アプリは、最初は禁止とし順次解放
- SNSなど見知らぬ人と繋がる可能性があるSNSアプリ(Twitter、Instgram)は、高校生になってから
としています。
コミュニケーションツールは「LINE」のみ
我が家ルールでは「LINEのみ」使えるアプリとしました。
さすがにLINEはコミュニケーションツールとして必須だと考え、許容しました。
Web検索・閲覧やYouTubeは徐々に解放
「わからないことがあったら自分で調査できる人間になってもらいたい」、という考えがあります。
そうなると、いつまでもWebブラウザやYouTubeを禁止にするわけにはいきません。
YouTubeには学習教材にもなるコンテンツがありますし、なにかしら閲覧ルールを設けて解放する予定です。
SNSは高校生になってから
正直悩みました。
見知らぬ人と繋がる可能性があるSNSアプリ(Twitter、Instgram)は、ネット社会の現実を教えてからでないと怖いと思いました。
本人の精神的な成長度合いを考えると、高校生になってからですかね。
警視庁「インターネット・スマートフォン等のトラブルから子どもたちを守るために」
ゲームはOK
ゲームは寛容にしてます。
私がゲーム好きということもあり、そこまで害はないと考えています。
このあとお伝えしますが、インストールするアプリは親が承認したものだけですし、スマホが使える時間も限られます。
そのため、以下の懸念は払拭できると考えています。
- 無制限に課金
- スマホ依存
スマホ利用時間は1時間から徐々に拡大
スマホを使ってOKな時間は1時間としました。
「それは短すぎない」と思いましたか?
確かに短いと思います。
実際、中学生のスマホ平均利用時間は「男子:2.9時間、女子:2.6時間」となっています。
デジタルアーツ「未成年者の携帯電話・スマートフォン利用実態調査」
ただし、この1時間という時間は後から変更してもOKだと思っています。
正直、1時間の根拠はなく、まずはスモールスタートということで決めました。
同じルール変更でも「3時間→2時間」より「1時間→2時間」のほうがスムーズに話し合いができますよね。
なお、スマホを使う時間帯については制限はしていません。
少しでも裁量を与えられるところは与えたい、という考えです。
スマホを使う場所はリビング
家ではリビングでのみ、としています。
外での使用ルールは特に設けていません。
習い事や友達と遊ぶ時ぐらいなので、スマホを長時間使う機会もないかなと。
逆にGPSで位置情報を把握できるので、親側のメリットが大きいと考えています。
スマホルールは仕組みで守らせる
いくらルールを決めても、親の目が届かないところでは、ついついルールを破りがちです。
これはしょうがない話だと思っています。
自分のことを考えてみてください。ほとんど人は1回ぐらいはありますよね。
人の目がないところでは、ついついルール無視したことありますよね。
ですので、できるところは仕組み化してルールを守れるようにしています。
具体的には、
- 使えるアプリの制限
- スマホを使える時間の制限
- アプリインストール時の保護者承認
などです。
これらは、iPhoneであれば設定できます。
【罰は与えない】スマホルールを守らなかった時の対処法
ルールを守らなかった時の罰は与えません。
よくある罰として「スマホを取り上げる」です。
これは逆効果だと思っています。
話せば話すほどわかってきたことは、罰を与えられると、憎しみ、報復、反抗、罪悪感、自分は価値がないという気持ち、そして自分を憐む気持ちが湧いてくる可能性があるということでした。
引用元:『子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方 大全』
この本にある通り、罰を与えるのではなく、話し合う時間を作ろうと考えています。
(参考)尾木式スマホルール7か条
これは参考程度です。
「尾木式スマホルール7か条」なるものがあるそうです。
ルール作りに悩まれている人は、子供の性格を考慮の上、参考にしてみてください。
ルール1:スマホは「親が買って契約し子どもに貸している物」ということを忘れません。
ルール2:スマホの使用は、夜〇時までとします。
ルール3:スマホを使用・充電する場所は、リビング・ダイニングに限ります。
ルール4:食事中にスマホは使用しません。
ルール5:スマホをいじらない時間に、家庭で楽しく過ごせることを考えましょう。
ルール6:スマホによるトラブルが生じたら、すぐに親に相談します。
ルール7:守れなかったときには、〇日間、親にスマホを返します。
引用元:尾木式スマホルール7か条
まとめ
我が家のスマホルールは以下としました。
とはいえ、ずっとこのルールではなく、子供の成長に合わせてルールを変更していきます。
- スマホを使える時間は「1時間」
- 家でスマホが付ける場所は「リビング」
- 使えるアプリは「LINE、親が認めたゲーム、音楽配信サービス」
- アプリのインストールは親と相談
- パスワードは共有する